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エンゲージメント率を解説:互換性のない3つの計算式

「エンゲージメント率がおかしい」という混乱の多くは、測定の問題ではありません。分母の違う2つの率を、同じ数字であるかのように比較していることが原因です。

公開業務調査デスクが執筆プラットフォーム文書デスクがレビュー

要点

  • リーチ基準、フォロワー基準、インプレッション基準のエンゲージメント率は、同じ投稿から出る3つの異なる正しい数字。
  • ある方法で計算した率を別の方法で計算した率と比べると、どちらも正しく計算していても数字がおかしく見える。
  • 比較対象となる万人共通の良い数値は存在しない。プラットフォーム、フォーマット、オーディエンス規模によって変わる。

3つの分母、3つの異なる問い

エンゲージメントをリーチで割ると分かるのは、実際に投稿を見たアカウントのうち反応した割合です。フォロワーで割ると分かるのは、投稿が届いたかどうかに関わらず、オーディエンス全体のうち反応した割合です。インプレッションで割ると分かるのは、2回見た人も含めた総閲覧数のうち反応につながった割合です。どれも間違いではありません。測っているものが違うため、ある指標では好調でも別の指標では不調ということが起こり得ます。

リーチ基準の率は、通常フォロワー基準の率より高くなりがちです。リーチはフォロワー数より小さいことが多いためです。先月のリーチ基準の率と今月のフォロワー基準の率を比べると、報告される低下は計算式の違いであり、オーディエンスの変化ではないことがあります。

このページが「良い数値」を示さない理由

「良いエンゲージメント率」という数字には、少なくともプラットフォーム、フォーマット、オーディエンス規模の帯、期間からなるデータセットが必要です。そうしたデータセットは持ち合わせておらず、根拠なしに単一の数字を公開すれば、基準値の姿をした推測になってしまいます。ここで提供できるのは、正しく実行され、使った分母が明示された計算そのものです。

測定している投稿における、いいね、コメント、共有、保存を合計した数。

少なくとも1回投稿を見たアカウント数。

投稿時点でのアカウントの規模。

2回見た人も含めた総表示回数。

エンゲージメント率、3通り

リーチ基準
利用不可
フォロワー基準
利用不可
インプレッション基準
利用不可

比較できる普遍的な良い率というものは存在しません。プラットフォーム、フォーマット、読者の規模、業界によって異なり、基準値として提示される単一の数字はすべて、データを装った推測です。

実際の投稿のエンゲージメント数、リーチ、フォロワー数、インプレッション数を入力すると、同じ分子を3通りに割った結果が、それぞれ何を測っているかのラベル付きで表示されます。

2つの投稿を公平に比較する方法

比較の両側で同じ分母を使ってください。一方の投稿でプラットフォームがリーチを報告し、もう一方でインプレッションを報告している場合は、比較前に同じ基準に変換するか、その比較が等価ではないことを受け入れてください。InstagramもTikTokも投稿単位の指標を公開・レポート機能を通じて提供していますが、どちらも公式な単一の「エンゲージメント率」を定義していません。だからこそ、比較する投稿間では選んだ計算式を一貫させる必要があります。

自分でトラッキングする際はどの分母を使うべきですか。

プラットフォームが投稿と一緒に報告している分母を使い、その後もずっと同じものを使い続けてください。そうすれば後の比較が公平になります。投稿ごとに分母を切り替えることが、追跡している率が実際には変わっていないのに変わって見える最も一般的な原因です。

エンゲージメント率は高ければ高いほど良いのですか。

同じ分母で、オーディエンス規模もおおむね同じであれば、一般に高い方が良い兆候です。リーチが増えるほど率は下がる傾向があるためです。規模が大きく異なるアカウント間や、異なる分母同士で率を比べることは、両方の数字が同じ名前で呼ばれていても公平な比較ではありません。

出典